NPO法人プラス・エデュケートとは
質の高い教育をすべての子どもたちに・・。
『教育格差のない社会』を目指して
国籍やルーツ、人種や性別などに左右されない、
すべての子どもたちが質の高い教育を受け、
夢を実現できる社会を創りたい。
私たちは、日本で共に生きていく外国ルーツの子どものための専門家による教育支援事業を行っています。
プラエドの理念
※プラエド=プラス・エデュケートの略
NPO法人プラス・エデュケートは、
国籍やルーツ、人種や性別などに左右されない、
すべての子どもたちが質の高い教育を受け、
夢を実現できる社会の実現を目指し活動しています。
Vision
~目指す社会~
Mission ~私たちの使命~
多様な人材が能力を発揮し活躍する
持続可能な社会
外国にルーツを持つ子どもたちへの教育とサポート
および指導者の育成
Credo
~大切にしている考え方~
私たち自身が常に成長し、未来をつくる体現者であり続けるための、大切な考え方です。
プラエドの強み
プラス・エデュケートの強みは、徹底的に『教育の質』にこだわっているところです。
「ただ教える」のではなく、どうしたら「子どもができるようになるか」を追求し続けています。
圧倒的な
教師力
1
3ヶ月で話せるようにする独自メソッド
2
出席率・継続率90%以上の
信頼と実績
3
名前の由来
私たちが法人名を「プラス・エデュケート」としたのには2つの意味があります。
なぜ「plus +」がつくのか。
外国から来日した人たちにとって、まず日本で考えることは新しい環境での生活を安定させることです。家族のために、仕事を得て、「衣・食・住」が満たされることが優先でしょう。しかし、生活が安定したらそれで十分でしょうか。そうではありません。子どもには、それにプラスして「教育」が必要であり、その重要性を忘れないでほしいという思いを込めています。
子どもの能力を引き出す教育を!
英語の「Educate」には「教育する」という意味のほかに「(能力を)引き出す」という意味があります。子どもたちは、どの子にも等しくすばらしい能力が与えられているはずですが、それを花開かせるには、周りの環境がとても重要です。特に外国ルーツの子どもの場合、言葉に表れない能力を見出してあげることも必要です。
子どもたちの未来を左右するのは、本人の意思だけでなく、保護者・学校・NPO団体・地域のみなさんといった多様な方面からの温かい支援の有無です。きちんとした教育と愛情を受けることによって、彼らの能力が開花されます。子どもたちの夢を実現させるために「プラス・エデュケート」は生まれました。
活動の背景
外国ルーツの子どもたちは多くの問題を抱えています。
足りない労働力を補うために受け入れられている外国人
しかし、日本語教育や生活支援などの対応策が十分に議論、整備される前に受け入れが進んだことで、地域では様々な問題が起きました。
「どうして日本へ行かなければならないの?」
自分の意志ではなく連れてこられ、
「日本語がわからないから学校へ行きたくない...」と社会から孤立する子どもたちがいます。
日本語がわからなくて困っている子どもは、全国に6万人、
無支援状態の子どもは約1万5千人、
不就学状態の子どもは約1万人います。
日本人に比べ高校進学率が低く、
進学したとしても、中退する子どもは全高校生の5倍で、非正規就職率が12倍となっています。
でも、子どもたちは日本語がわからないだけで、
能力が低いわけではありません。
無限の可能性を秘めているのです!
代表メッセージ
理事長 森 顕子
愛知県は、日本語指導が必要な児童生徒数が全国で1番多く、その数も群を抜いています。親に連れられて来日した子はもちろんのこと、日本で生まれ育ったという子も少なくありません。ルーツや家族の事情などもばらばらで、まさに多様性を感じる地域となっています。未曾有の人口減少社会に突入した現代日本において、外国にルーツをもつ子どもたちの存在は、地域にとって、共に生きていく同士であり、欠かせないものとなっています。
しかし、様々な要因で継続的かつ質の高い日本語教育を受けられていない子どもたちが大勢います。そのせいで、不就学や不登校になってしまったり、学校へ通っていても、母語でも日本語でも学力をつける機会がなく、進学や就職において不利となり、社会に希望を持てなくなっている子どもがいます。その状況は「誰一人取りこぼさない」という持続可能な社会目標の理念から外れてしまっています。
様々な可能性を秘めている子どもたちにとって、背景やルーツなどは関係ありません。日本の子どもたちにとっても、多様な背景を持つ彼らと交流することで、お互いの違いを寛容し、学びあうことは、新しい価値感を生み出し、素晴らしい未来を築くことにつながるでしょう。
すべての子どもが等しく質の高い教育が受けられるような社会を実現すること。
私たちの使命はそこにあると考えます。そのために私たちは、日々努力し研鑽してまいります。どうぞみなさまのご理解とご支援を賜りますようよろしくお願いいたします。
認定NPO法人 プラス・エデュケート
理事長 森 顕子
理事長略歴
愛知教育大学総合科学課程日本語教育学科卒業後、大手進学塾で10年ほど人気講師として活動するが、結婚を機に退職。その後、高校講師を経て愛知県にUターンした際、外国にルーツを持つ子どもたちの抱える問題を知る。その解決を図るため一念発起し、子どもたちのサポートをたった1人で始める。その後、文部科学省委託「定住外国人の就学支援事業」にたずさわることで、活動の範囲を広げ、2012年4月にNPO法人プラス・エデュケート理事長に就任。ここ数年は子どもに教えるだけでなく、指導者の育成に力を注いでいる。
プラエドの歩み
2009年
森が1人でプラエドを立ち上げました。
立ち上げたものの、信用もお金もない…
色々な苦労がありましたが、数々のご縁で乗り越えることができました。
2009.7 豊明市内の豊明団地の一室を借り上げる。
2009.8 外国人児童に対する夏休み学習支援教室を1人で始める。
2009.9 外国人児童生徒に対する放課後学習支援教室を始める。
NPO団体プラス・エデュケートを設立する。
2009.10 文部科学省委託 愛知教育大学主催「虹の架け橋教室事業」
(定住外国人の就学支援事業)を行う。(2015.2終了)
※プラエド誕生の詳細はブログ「プラエド誕生物語」をご覧ください。
2011年~2012年
助成金をいただいて事業を行い、少しずつ活動の幅を広げていきました。
2011.10 豊明市地域国際化推進事業でコーディネータを担い、文化交流
国際理解講座などを企画・運営する。
2011.12 文化庁「生活者としての外国人」のための日本語教育事業を受託。
外国にルーツをもつ生徒のための作文講座を行う。
2012年4月 法人格取得
NPO団体から特定非営利活動法人となり、
現在の活動のベースである豊明市プレクラス・プレスクール事業を開始しました(委託事業)。
森も若いですね(笑)
2015年
ホシザキ株式会社様のご支援を受け、現在の放課後学習支援教室の前進である事業を開始しました。
2015.7 一般社団法人ペガサス財団の助成を受け、
「日本語サマースクール事業」を行う。(2016,2017年度)
2015.9 ホシザキ株式会社様の支援を受け「夢をかなえる教室事業」
(現:放課後学習支援教室)を開始する。
同時に愛知県外国人児童生徒日本語教育支援補助金を受け
広範囲にわたる子どもの送迎事業も開始する。
課外活動でホシザキ株式会社様へ見学に行きました。
2016年~2017年
委託を受けて実施する日本語初期指導教室が3自治体に増えました。
2016.4 碧南市日本語初期指導教室事業委託を受ける。
2017.6 安城市日本語初期指導教室事業委託を受ける。(2018年度にて終了)
2018年
2018.8 豊明市 市民提案型まちづくり事業交付金を受け、「夏休みスタディラウンジ」を実施。知立市、東郷町など他地域からの子ども達を受け入れる。
2019年~2020年
日本語初期指導教室や放課後学習支援教室の様子がテレビで紹介され、全国からのお問合せをいただくようになりました。
2020年
新型コロナウィルス流行で、対面による教室の継続が困難となる中、公益財団法人パブリックリソース J-coin基金とドコモ市民活動団体助成金を受けて、オンライン日本語会話教室を開始しました。
2020.3 自治体国際化協会 アドバイザー就任
2020.8 初めてのZoomによる放課後学習支援教室の子ども達との
ミーティングを開催
2020.10オンライン日本語会話教室開始
2020年11月
愛知県より認定NPO法人の承認を受けました。
2021年6月
子どもためのプロ日本語教師育成塾「協育道場」をスタートさせました。
2021.6 プラエドメソッドを広めるために、子どものプロ日本語教師
育成塾「協育道場」をスタートさせる。
2021年9月
日本語初期指導教室の委託自治体が再び3自治体になりました。
2021.9 半田市日本語初期指導教室事業委託を受ける。
2022年2月
日本語子ども支援団体ネットワーク(通称:にほこりんく)を立ち上げました。